どうも、のべろです。
ココナラに新しく出品していた通話相談サービスにて、初めてのご依頼がありました。
「間違った感覚をすべてを正したい」とのことで、通話は3時間半の長丁場に。
結果は☆5評価をいただき、実りある時間になったと思います。
多くのアマチュア作家さんに共通して役立つような話も多くありましたので、
今回はその内容を少し共有したいと思います。
感覚を正す
依頼者さんは過去に4作をラノベ新人賞に応募し、結果は一次落ちか二次落ちでした。
このような結果になるのは、
創作の感覚がどこかクリティカルに間違っている可能性が高いです。
というわけで、依頼者さんと対話しながら、その感覚を正していきました。
聞いた話はいろいろあります。
はじめは「自分の感覚が合っているか確認したい」ということで、依頼者さんが考えている創作の手法を聞き、僕がそれを診断していきました。
依頼者さんはしっかり既存作を分析しており、また脚本術も勉強していたので、構成などについての分析は鋭いものもありました。
ただ、キャラクターについては、現代的なライトノベル感覚とのズレがありました。
というのも、今のラノベよりも古いラノベや漫画を多く読んできており、その影響が大きいようでした。
主人公に対して嫌悪感を隠さずに毒づき、主人公を振り回すヒロイン。
実力や強さを持ち合わせず、心の優しさだけが取り柄の主人公。
依頼者さんが好んでいたこれらの属性は「まったくナシ」とまでは言えませんが、
現在のラノベ読者に好まれる造形からは明らかに外れています。
何の工夫もなしに出すと厳しい戦いを強いられるでしょう。
これらの話と関連して、
人気作の分析をどう自分の作品に活かすか、
その手法を具体的な作品名も交えて解説しました。
新人賞の受賞確率を高めるために重要なアプローチです。
落選の理由を詳しく分析する
さて、このほかに、通話時間の多くを占め、
そして最もクリティカルな依頼者さんの感覚のズレを発見できたのは、
落選作の診断です。
4つの落選作について、
それぞれがどんな作品だったのかを説明してもらい、
落選理由を診断していきました。
実のところ落選理由というのは、
原稿を読まなくても、話を聞いていけばたいていわかります。
なぜなら、落選する理由というのはだいたい決まっているから。
そして依頼者さんは、過去の僕と同じミスを犯していました。
それは、キャラクターよりもストーリーを大事にしてしまうというミスです。
依頼者さんは終盤のどんでん返しが好きで、
それを実現するためにキャラを配置し、世界観を複雑にしていました。
その結果、
読者が期待する展開とは少しズレた物語になり、
キャラクターの魅力が落ちてしまっていたのです。
キャラクターの要点を掴んだプロなら、
この作り方でも魅力的なキャラクターを描けます。
ですが慣れないうちは、
キャラクターが犠牲になってしまうことが大半です。
実際、アマチュア時代の僕もそうでした。
作家はストーリーを描きたくて物語を書く(ことが多い)のですが、
多くの読者はキャラクターを見たくて物語を読みます。
この点は、依頼者さんにとって最も大きな発想の転換点になったはずです。
独学ではたどり着けないプロの視点を身に付ける
以上、3時間半の通話相談の主なトピックを共有してみました。
もちろん、細かいところも含めればたくさんあります。
依頼者さんも通話の終わりに
「独学では絶対に気づけなかったことがたくさんあった。依頼して良かった」
と言ってくださいました。
僕自身、独学に限界を感じてプロの意見に耳を傾けたときから一気に成長しました。
そして、過去の僕のような方の助けとなれるようにこういった活動を始めました。
今回の依頼者さんのような方、本気でプロを目指す方の力になれて、僕も嬉しいです。
最後に、サービスへのリンクを貼っておきます。
本気でラノベ新人賞の受賞を目指している方はぜひご利用を検討してみてください。
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